7810 空気感染 はくぶん 2021-09-11 00:48:22
新型コロナウイルスはエアロゾルという形で空気感染する。
日本人は、その事実を言葉では知っているが、その恐ろしさを実感として分かっていない。
濃厚接触者という定義があるが、空気感染にそういう定義は成り立たない。
換気の良くない場所では、エアロゾルは、3時間浮遊し、20メートル以上移動する。
つまり20メートル離れていても、感染する危険性があるということである。

一般に、密閉された空間で感染者と15分以上一緒に居ると感染すると言われている。
しかし、一方で、マスクをした者同士が、すれ違っただけで感染したという報告もある。
換気の無いエレベータに乗っていた感染者が降りた後、別の階で、そのエレベータに乗り込んだ者が感染したという報告もある。

空気感染は、その実態を把握することが難しい。
国立感染症研究所が、世界中で周知されている新型コロナウイルスの空気感染を、今も認めたがらないのは、疫学調査が不可能だからである。
感染経路や濃厚接触者、クラスターといった疫学調査は、接触感染や飛沫感染など、感染範囲の限定された場合にのみ成り立つ。
空気感染となれば、感染範囲は広域となり、それらを追跡調査することが不可能なのである。
疫学調査が不可能となれば、国立感染症研究所へのコロナ関係予算は確実に減る。
それを避けようとしているだけなのである。
新型コロナウイルスに関しては、まさに役に立たない存在なのである。

どうすれば感染を防げるか、その方法を確立することは難しい。
しかし、一つだけ誰にでも分かる例がある。
どう対応すればいいか、各人で考えるには最適な例が。
新型コロナウイルスのエアロゾルは、タバコの煙のようなものだ。

この煙を吸わないようにするには、どうすればいいか。
方法は二つしかない。
一つは、家に引きこもって、誰にも会わないこと。
もう一つは、換気の良い場所以外には行かないこと。
それ以外に、感染を防ぐ方法は無いということである。

大阪府の新規感染者が減少に転じてから、救急車の走る回数が一気に減った。
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