7816 吉村洋文よ、今から冬の医療崩壊に備えろ はくぶん 2021-09-23 00:56:09
8月末に新型コロナウイルス新規陽性者が1日3000人を超え、過去最多を記録した大阪府。
第4波に続いて、第5波でも医療崩壊に陥った状況に、ようやく危機感を持った大阪府知事の吉村洋文。
自宅療養という名の自宅放置患者が急激に増えていく状況に対し、苦肉の策として、野戦病院の設置を発表した。
場所はインテックス大阪。
大規模ワクチン接種会場でもあるインデックス大阪に、野戦病院を作るべく、大阪市長である松井一郎に協力を求めた。
このような状況の中で、もちろん松井一郎も拒否など出来るはずもなく、協力要請に応じたようである。

それから約一週間経ち、季節性要因のために、大阪府の新規感染者は減少傾向に転じた。
このまま減り続ければ、軽症の自宅放置患者を収容する目的でもなければ、野戦病院は必要ないかもしれない。
第4波の時は、大阪府内で、入院出来ずに自宅で死者が多数出るという、当時日本で初めての悲劇に見舞われた。
それにも関わらず、第4波が収まると、病床数を削減していった馬鹿知事、吉村洋文。

これから新規感染者が減っていっても、もちろんインテックス大阪に野戦病院を作るんだよな。
まさか、コロナ患者が少なくなったから、野戦病院は中止なんてことは、口が裂けても言わないよな。

次に確実にやって来る第6波は、今年の冬。
昨年のアルファ株の例を見ると、冬の感染者数は夏の5倍。
それより感染力が何百倍も強いデルタ株。
夏のピークが3000人なら、冬は一体何人の感染者が出るのか。
単純に5倍だとしても1日1万5000人。
もちろん、そんな数じゃ済まないだろう。

ワクチンの効果は一生は続かない。
約6ヶ月で効力は落ち始めると言われている。
高齢者のワクチンの効力が落ち始めると予測される12月。
高齢者の防御力が落ち始めた頃から、感染の増加が始まるのである。
夏はワクチンの力で感染者の少なかった高齢者も、冬は無防備となってウイルスが襲い掛かって来るのである。

日本国中で起こる、目に見えないエアロゾルによる空気感染。
数秒会話しただけ感染するとも言われている。
感染者が降りた後のエレベータに乗っただけで感染するとも言われている。
20mのソーシャルディスタンスでも安全とは言い切れないと。
マスクをした感染者とすれ違うだけでも感染の危険があると。
そんなデルタ株の感染力を考えると、今年の冬は1日の新規感染者が1万5000人で済めば、まだいい方かもしれない。
吉村洋文よ、そういう事を知っているのか。
吉村洋文よ、そういう事を考えているのか。

平時から、いざという時に備えるのが、有能な人間。
平時は何もせず、いざという時に慌てふためくのは、無能な証拠。
日本の政治家は、ほぼ無能。
大阪府知事として何度も失敗を重ねている愚か者、吉村洋文。
もうそろそろ過去の教訓を生かして、今までの馬鹿な考えを改めるべきではないか。
医療崩壊を起こさせない有能な知事や区長がいる。
命を懸けて患者と向き合う町医者がいる。
大阪府知事として、有能かどうか。
大阪府民のために、命を懸ける覚悟があるのかどうか。
吉村洋文よ、お前はどっちだ。

9月3日に日本政府から、新型コロナウイルスによる今後1流行シーズン(150日間)の死者数の予想が発表された。
ワクチン接種率を、60代以上:85%、40〜50代:70%、20〜30代:60%とし、人流を40%抑制した場合、1流行シーズンの死者数が30〜50万人という恐ろしい予想。
ただし、これはデルタ株の基本再生産数を、最も低い5と見積もった場合の数字である。
実際には水疱瘡並みの感染力があると言われるデルタ株。
水疱瘡の基本再生産数は9である。
その場合、上記前提では下手をすると、1流行シーズン100万人を超える死者数が出ることも充分に考えられる。
内閣官房資料
令和3年9月3日 第7回資料(PDF/6.46MB)
ワクチン接種が進む中で日常生活はどのように変わり得るのか


季節性要因により感染者が減って来た今から感染増加が再び始まる11月までが、色々な準備の最後のチャンス。
吉村洋文よ、安心して一息ついている場合じゃないぞ。

約2ヶ月に及ぶセルフロックダウンも、あと1週間で終わる。
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