7838 いつの時代も改革はよく叫ばれるが はくぶん 2021-11-06 02:24:29
改革という言葉を聞くと、殆どの人間は、それは改善であると思い込んでいる。
内容をよく知りもしないくせに、言葉のイメージや固定観念で、勝手にそう思い込んでいる。

改革とは、ある対象を改め、変化させること。
革命とは異なり、現時点での基本的な体制を保ちつつ、内部に変化を作ることをいう。
辞書には、そう載っている。

改革とは、つまりは変化させることである。
それは改善であるかもしれない。
しかし、改悪である場合も充分にあり得る。

改革を止めるな。
改革を後戻りさせるな。
その言葉だけを聞いて、良い事の邪魔をするな、と思い込む者は愚か者である。
改革とは、単に変化させることである。
その改革が改悪の場合、改悪を止めるのは、素晴らしいことである。
改悪を後戻りさせるとは、すなわち改善に向かうことである。

改革とは改善かもしれないし、改悪かも知れない。
政治家が改革という言葉を使うとき、国民にとって、それは改悪になる場合が多いと知っておくべきである。
政治家が改善や改良と言わずに、敢えて改革という言葉を使うのは、それが国民にとって改悪になることを最もよく分かっているからである。

コロナの新規感染者がどんどん下がって来ているなら、このまま国内でゼロになるまで、徹底した水際対策を続けるべきであると、外国政府なら考えるだろうが、愚かな日本政府は、残念なことに、そんな大局的視点は持っていないようである。
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