7865 | 日本国憲法 | はくぶん | 2021-12-30 02:10:12 |
日本国憲法は、戦後GHQに押し付けられた憲法だから、改正しなければならないと主張する人間がいる。 自分たち日本人の手で作った自主憲法を制定しなければならないと主張する人間がいる。 そもそも現在の日本人は、どれだけ日本人の作った物を使っているというのか。 PCやスマホは日本製か? アプリは日本製か? 国が使っているクラウドサーバは日本の会社が運営しているのか? 信頼している検索エンジンは日本のサービスか? 国も国民も、なぜそれらを日本製にこだわらないのだ。 国家機密や個人情報を扱っているアイテムが海外製で、なぜ文句を言わないのだ。 優れていれば、国内製より優先的に使うのではないのか。 それなら憲法が日本製でなくても何も支障は無い。 国内製であっても、中身がクソならゴミ憲法。 無名な国の無名な学者が作った憲法案であっても、それが優れた憲法であれば、採用すればいいではないか。 何も日本人が作る必要など無い。 日本人の作った劣悪なる憲法なら、そんなものは要らないということである。 今の憲法は、最大限に国民の権利を保障している。 日本の政府でありながら、日本を外国に切り売りし、日本国民を苦しめる法案ばかり成立させる日本政府。 日本国民より、外国や外国人を優遇する制度ばかり導入する日本政府。 そんな政府が憲法を改変して、国民の権利が、今以上に保障される憲法になることはない。 今のままならまだいい方で、必ず大幅に私権を制限する憲法になることは間違いない。 こんな人権意識の低い国で、こんな人権に手厚い憲法になっているのは、GHQという外国人が作ったからである。 GHQに押し付けられたと批判される現行憲法が、日本政府が作る憲法より、遥かに日本国民を大事にしてくれているということだ。 どこに問題があり、どこを改正したいのか、日本政府ははっきり言わない。 9条を変えたいことは明らかだが、それ以外の条文には、具体的に言及しない。 21条の権利を縮小したいんじゃないのか。 25条の権利に条件を付けたいんじゃないのか。 戦争が出来るようにすることより、国民の権利をいつでも自由に制限出来る政府を作ることが真の目的ではないのか。 今、日本国民は、新憲法という檻に誘導されている。 綺麗に飾り付けられた鉄の扉を大きく開いて、誘導されている。 その檻に入るのは簡単である。 しかし、一旦入ってしまったら、居心地の悪さに気が付いても、そこから出るのは難しい。 なぜなら、入った途端、外から鍵を掛けられてしまうからである。 現行憲法が、どれだけ開放的で居心地のいい空間であったか、その時気付いても手遅れなのである。 今年もあと2日を残すのみとなった。 |
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