7906 | ゼレンスキー演説 | はくぶん | 2022-03-22 07:13:16 |
日本の外交は、よく全方位外交と言われる。 どこの国にもいい顔をする、360度風見鶏外交ということである。 アメリカにいい顔をしながら、中国にいい顔をする。 ウクライナにいい顔をしながら、ロシアにいい顔をする。 したがって、日本政府は、海外の政府から殆ど信用されていない。 逆の立場になれば、当然の心情と言えるだろう。 そんな政府は日本だけかと思っていた。 しかし、ウクライナにも一人居ることが分かった。 アメリカ議会で「リメンバー・パールハーバー」と主張しながら、今度は日本議会にも訴えたいと言う。 どういう神経をしているのだろうか。 日本はこの演説を見ていないとでも思っているのだろうか。 日本なら怒ることはないと高を括っているのだろうか。 アメリカ議会も注目する中、日本の国会では「ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ」と主張するのだろうか。 それとも、シンゾウに、マレーシアではなく、モスクワへ行き、共に未来を見たウラジーミルを説得するよう懇願するのだろうか。 まさか「一緒に攻めよう神風特攻、今度はロシアにトラトラトラ」などと、大阪府警ポスター風キャッチコピーでも繰り出して来たら大したものである。 元コメディアン・俳優なら、それくらいお手の物だろう。 もしアメリカ議会と日本議会による合同会議の場なら、どんな演説をするのだろうか。 「NATOに入れないから、日米安保に入れてくれ」と要求するのだろうか。 いっそ韓国も入れて、JUKU助同盟という、ちょっと違う目的を連想しそうな軍事同盟を提案するのだろうか。 ロシア非難決議に参加しながらも、2022年度予算案にロシアとの経済協力資金21億円を計上している日本政府。 「リメンバー・パールハーバー」は、そんな元祖風見鶏外交に対する抗議の風見鶏演説だったのかもしれない。 もし全人代相手なら、果たしてどんな演説をするのだろうか。 朝から雨が降って、暖房を入れないとちょっと膚寒い感じだ。 |
|||
メッセージ文字数:800/827 | |||