7923 ワンマン社長 はくぶん 2022-04-25 03:37:27
目の付け所が非常に良い。
本当なら、この会社はもっと伸びるはずである。
しかし、あるところで頭打ちになっている。
そう思ういくつかの会社で働いて来た。
いや、今も働いている。

もっと器の大きな社長なら、この会社はもっと大きくなるのに。
そう思う社長というのは、大体ワンマン社長である。
社員の言うことになど耳を貸さないワンマン社長である。
しかし、そういう社長に限って、お世辞や胡麻摺りには弱い。
今の会社にも当てはまることである。

ワンマン社長だからこそ、現在の規模にまで成長したのも事実である。
温和な社長だったら、ここまで成長させられなかったかもしれない。
それどころか、どこかの時点で潰れていたかもしれない。
そういう意味では、ワンマンならではという部分も大きい。
しかし、残念ながら、ワンマン社長では、ここまでが限界である。
今まで見て来たワンマン社長が、ある時点で突き当たる壁がある。
その壁があるために、それ以上、その会社を大きく出来ない。

社員を信用して任せる。
それもあるだろう。
自分の小さなプライドや拘りを捨てる。
それもあるだろう。
しかし、最も欠けている点は、それらではない。

ワンマン社長が最も苦手なことは、社員をやる気にさせることである。
いかなる方法を使ってでも、社員をやる気にさせることである。
この壁を突破できれば、会社は一段と大きくなる。
しかし、残念なことに、現実はそう上手くはいかない。
ワンマン社長は、往々にして社員のやる気を削ぐのが天才的に得意な人種であるからだ。

昨日、ようやく髪を切ってさっぱりした。
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