7927 | 感染濃度 | はくぶん | 2022-05-03 00:09:49 |
新型コロナウイルスはエアロゾル感染、つまり空気感染がメインの感染経路である。 これは、今や世界の常識である。 換気の悪い所では、エアロゾルは空気中に3時間浮遊し、20m以上移動するという研究報告もある。 よって、換気が最大にして唯一の有効な感染対策であることは、もう充分過ぎるほど言われている。 ただし、日本以外の国で、ではあるが。 ところが、このエアロゾル感染に関して、知りたいと思っている情報の一つが、いつになっても出て来ない。 世界中のどこでも研究されていないのだろうか。 エアロゾルは、人間の呼吸により喉や鼻の粘膜に付着し、そこでウイルスが増殖する。 しかし、他方で、殺菌されてしまうことにより、増殖できないこともある。 消毒物質によってかもしれないし、人間の免疫力によってかもしれない。 これだけ感染が広がると、行動範囲内の空気中に1分子もエアロゾルが存在しないなどということはあり得ない。 今まで感染したことのない人間でも、一日呼吸をすると、必ず1分子くらいは吸い込んでいただろう。 あるサイトで、エアロゾルはある濃度以上吸入しないと感染しない、という内容を読んだことがある。 詳しい理由は書いていなかったので分からないが、一定濃度以下だと、免疫が殺菌してしまうのだろうか。 ワクチン未接種で、通勤など外出しているのに、未だ感染したことのない人というのも少なくはない。 個人の免疫力の違いもあるだろうが、このエアロゾルの濃度というポイントも重要ではないかと思う。 しかし、世界で、感染する危険性のあるエアロゾル濃度という観点で進められている研究は見かけない。 確実に感染する濃度、感染する危険性のある濃度、殆ど心配の要らない濃度。 その三段階に関して、具体的なシチュエーションを示すことは出来ないだろうか。 とりあえず、個人の免疫力の違いは置いておいて、濃度の違いによる感染の可否を研究するのである。 大体の基準が分かれば、生活の様々な場面で参考になるし、個人的な対策も出来る。 営業店なども、対策の穴を見つけるのに役立つと思われる。 エアロゾルの危険な濃度、安全な濃度。 そういう基準となる数値は、果たして存在するのだろうか。 1分子でも吸い込めば感染するということはあり得ないと思う。 しかし、逆に1分子ずつでも、1時間ずっと吸い続けていれば感染するかもしれないとも思う。 エアロゾルの感染濃度について、世界のどこかで研究してもらいたいものである。 今夜雨が降るなんて一言も聞いてなかったぞ。 |
|||
メッセージ文字数:1027/1060 | |||