7945 4行エッセイ10連発 はくぶん 2022-09-08 13:05:21
最近、褒められるようじゃダメだと思うようになってきた。
恐れられなければ本物ではない。
それは、問題が解けて喜んでいるようなものだ。
解けただけでは、その作者を超えてはいないということだ。

他人が羨ましく見えるのは、自分にやりたい事がないということだ。
本当にやりたい事があれば、他人の言動どころか、その存在すら意識に上らなくなる。
世の中は、他人を羨ましく思う人間で溢れている。
それほど、本当にやりたい事が無い人間だらけということだ。

楽しく生きたいなら、少数派になる必要がある。
しかし、少数派になったからといって、必ずしも楽しく生きられるわけではない。
多数派になれば、安全で安定しているかもしれないが、楽しくはない。
少数派は楽しいか、楽しくないかのどちらかである。

行き詰ったら逆が真、という言葉がある。
上手く行かないなら、今までとは真逆のアプローチをしてみろ、という意味である。
この言葉自体は、確かに正しいとは思う。
しかし、その真逆が一体何であるのか、自分自身では分からない場合が多いのだ。

14時に寝て、20時に起きると、絶望的な気分になる。
19時に寝て、3時に起きると、絶望感など微塵も感じない。
どちらも真っ暗な中で起きたという事実に変わりはない。
単なる先入観の違いである。

いつもと同じようにやって上手くいった。
いつもと違う風にやって上手くいかなかった。
今までは、上手くいく事が重要だった。
今後は、違うという事を重要にする。

日本人は事前確認が嫌いなようだ。
事前確認をするくらいなら、失敗した方がいいとさえ思っている。
厳密に確認することも確認されることも嫌がる。
厳密としつこいを混同し、人に嫌われる行為であると思っているからである。

悩んだり、迷ったりするのは、どっちを選んでもいいという証拠である。
微妙な優劣を見つけて、どちらかを選んだにしろ、一年も経てば、そんな優劣さえ忘れてしまっている。
良い方を選びたいから迷っているのではない。
悪い方を選んでしまうことを恐れているのである。

人に頼ろうとする気持ちは、必ず見透かされる。
そういう人間に近づいて来るのは、ハイエナのような人間達である。
弱気になった人間から餌食になる。
人が強いか弱いかは、その一点にかかっている。

出来の悪い親は、子供に不快な事を押し付け、それを我慢するよう躾ける。
しかし、不快な事を我慢し続けていても、何も利得は無い。
よって、その子が健康に生きていくためには、不快な事は止めていく努力をしなければならない。
出来の悪い親に生まれたために、本来しなくてもよい努力をしなければならない。

平井卓也逮捕と菅義偉逮捕を楽しみにしている。
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